エルゴベビーアダプトの特徴、使用した感想、新生児からの使い方、母親のみならず父親にとっても使いやすいかを記事にしました。
メッシュ製のエルゴベビーアダプトクールエアーではなく、コットン製のエルゴベビーアダプトを使っています。オムニ360に関する記事もご参考に。


エルゴベビー。抱っこ紐を探した事のある方なら一度は耳にした事があるブランドではないでしょうか。アメリカ・マウイ島で2003年に生まれたブランドです。

エルゴベビー


エルゴベビー アダプト 特徴 

エルゴベビーアダプトはいわゆるフルバックルキャリアです。 ウエストベルトも肩ストラップもバックルで閉じられています。 そのため操作が非常に簡単で、片手で開閉することさえ可能です。そしてウエストベルトが幅広く赤ちゃんの体重が抱っこする人の身体全体に分散して肩の負担を和らげます。肩ストラップは柔らかく、パッドが入っていますし、胸ストラップを留めると肩からずり落ちないので安全です。

必要に応じて、例えば子供が眠っているときなどはヘッド&ネックサポートや内蔵されているスリーピングフードを広げて首カックンを防止できます。
日差しが強い時は、日除けとしてスリーピングフードを広げて使えます。エルゴベビーアダプトは対面抱きをしている場合、すぐに赤ちゃんの様子を確認しやすいのも特徴です。



エルゴベビーアダプト 利点


エルゴベビーアダプトの”Adapt”(適応)という意味が示すように、この抱っこ紐は赤ちゃんのサイズ、そして抱っこしている大人の体型に柔軟に適応します。
シートアジャスター( マジックテープ )とフロントストラップ(スナップボタン)で赤ちゃんのお尻部分のシートサイズを調節できます。この二つを適切に調節することで、どの大きさの赤ちゃんも抱っこされた時にM字に開脚する姿勢を保てます。
そして本体部分は有害物質のテスト済の丈夫な綿で縫われています。
洗濯もバックルを全て閉じて、ネットに入れて洗えば良いので簡単です。

シートアジャスターはマジックテープです。新生児は赤い印へ。
フロントストラップはスナップボタン。

エルゴベビーアダプト 欠点

特に大きな欠点は無いのですが、強いて言えば真夏に使用すると蒸れやすい事です。
前向き抱っこが出来ないので、赤ちゃんに外の様子を見せたい場合は不向きです。人の多い場所を頻繁に移動するなら、赤ちゃんに刺激が強すぎるので、むしろ前向きにせず対面抱っこをオススメします。
畳んでもコンパクトにはならないので、抱っこ紐を使用せず持ち運びたい時は若干かさばります。そんな時は腰に巻きつけておくのも解決策です。

エルゴベビーアダプト 装着方法

一番シンプルで新生児から可能な対面抱き(パラレル装着)の方法を紹介します。上手く使えない時は最初のサイズ調整が違うことが多いと思います。赤ちゃんの機嫌がいい時に以下のムービーを観ながらゆっくり、落ち着いて練習してみてください。
1.サイズ調整
まず大人がウエストベルトを装着、サイズを調整し、肩ストラップの長さも調節しておきます
2.赤ちゃんを抱き上げ
赤ちゃんを胸の高さまで抱き上げ、シート本体を赤ちゃんの背中にかぶせます。肩ストラップを片方ずつ大人の肩に掛けます。
3.胸ストラップを留め、肩ストラップが滑り落ちないようにします。


他にも腰抱き

おんぶ

どの方法も簡単でシンプルです。

各パーツを正しく調整して使用すると、エルゴベビーアダプトはとても快適です。幅の広いパッド入り肩ストラップと幅の広いウエストベルトを通し
て、体重が分散され、圧迫感がありません。


エルゴベビーアダプト 使いやすくする工夫

シートの大きさが赤ちゃんに何となく合わないと感じたら、今使っているサイズと次のサイズの真ん中でマジックテープを止めてみて下さい。そうすると、さらに細かく調節できます。両方とも同じ位置に止めて左右のバランスを取って下さいね。


エルゴベビーアダプト 新生児の利用方法


生後4週間の生まれたばかりの赤ちゃん(約4kg)をエルゴベビーアダプトで抱っこしてみました。
新生児を抱っこする際の注意点
・ネックサポートを内側に折り返す
・ベビーウエストベルトを着用(日本限定仕様)
ネックサポートが首のぐらつきを予防して、シートも赤ちゃんの身体に沿ってカーブするので新生児でも問題なく快適に使用できます。
日本限定仕様でベビーウエストが付属されているので、日本で購入される方はそれを併せて使用すると更に安全だと思います。私達はドイツで購入した製品だったのでベビーウエストなしで使用しています。

4週間の赤ちゃんを抱っこした様子。足もきれいにM字です。

エルゴベビーアダプト 首座り後の赤ちゃんの利用方法


10ヶ月の赤ちゃん(約10kg)を抱っこした様子です。首座り後はどんどん動きが活発になりますがホールド力のあるエルゴベビーアダプトでしっかり抱っこ出来ます。

エルゴベビーアダプトで10ヶ月の赤ちゃんを抱っこした様子


エルゴベビーアダプト 幼児の利用方法


19ヶ月の子ども(約12.5kg)を抱っこした様子です。他の抱っこ紐ではお尻のシート部分が小さすぎる製品もありますが、エルゴベビーアダプトでは快適です。

お尻部分が大きくて、ホールド力抜群です。
大きい子どもはおんぶも楽でオススメです。



エルゴベビーアダプト 母親の使用した感想


とても個人的な感想ですが、このタイプ(赤ちゃんを座面シートでカバーして、バックルで留める)の抱っこ紐はベビーラップやスリングに比べて、抱っこしている時に身体への当たりが「固い」印象があります。
ウエストベルトや肩ストラップにクッションが入っているのですが、それでも肩や腰にくいこむ感覚があり、短時間の外出での使用に留めました。私はベビーラップの方が好きです。



エルゴベビーアダプト 父親 の使用した感想


装着が簡単で使いやすい。(ベビーラップは装着方法が複雑すぎて自分だけでは装着できない)
抱っこしている時に赤ちゃんがしっかり固定されていて自分の両手が空くので動きやすい。(ベビーラップは外出先で緩んでくる事があり、結局ずっと両手で抱っこしていた経験がある。)
抱っこしたり下ろしたりを頻繁にする時に楽。通院の時や、車移動と徒歩移動がある外出時など。

以上の理由から母親はベビーラップのDidymosを、父親はエルゴベビーアダプトを主に愛用しています。周りの親子を見ても、エルゴベビーアダプトはお父さんからの熱い支持があるようです。主に父母どちらが使用するのか、使い始める季節、徒歩か車移動か・・・そんな要素を考慮して選ぶといいと思います。
抱っこ紐タイプならベビービョルン ONE KAI AIRが夏にはおすすめです。


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