布おむつは脱プラスチック、リユース(何度も使える)、赤ちゃんの肌にも優しいです。私はおむつなし育児に挑戦したこともあって、子どもが生後2カ月から布おむつを使い始めました。紙おむつに比べてメリットが多くて気に入っています。
「布おむつ」といっても色々な種類があって戸惑う方へ、実際に様々な布おむつを使ってみた感想や月齢にあった選び方をお伝えします。
試行錯誤した結果、我が家は昼用・夜用で布おむつを使い分けています。(何だか生理用品みたいですね・・・笑)
ドイツやヨーロッパで一般的な製品を紹介していますが、同じような製品を日本でも購入可能です。

布おむつの長所

  • 赤ちゃんの肌に優しい(アトピー性皮膚炎の赤ちゃんにも適している)
  • 何度も使えて環境にいい
  • いちいちおむつを買い足しに行かなくていい
  • 紙おむつより経済的
  • 親子ともに排泄に意識が向かうので、おむつなし育児やトイレトレーニングが早く終わる

布おむつを始めた一番の理由は子どもの肌にいいことです。うちの子どもはが小児アトピー持ちですが、布おむつにして以来おむつかぶれが無くなりました。紙おむつを使うとすぐにお尻が赤くなるので、布おむつにシフトしてからほとんど紙は使っていません。
新生児の頃はベイビーボックスに入っていたこともあり、紙おむつを使ってみましたが毎日大きいゴミ袋を捨てる罪悪感とゴミ集積所に運ぶことが面倒でした。「これを毎日続けたら、一人の赤ちゃんがトイレで排泄できるまでにどの位のゴミを出してしまうのだろうか・・・」と考えるだけで、ゾッとしました。
そして布おむつは一度揃えておけば、在庫を気にして買い物に行ったり、サイズを上げたりしないで使えるので、色々考えなくて済んで気持ちも楽です。
赤ちゃんも、「排泄すると即おむつが濡れる」ことを感覚として経験しますし、親も「うんちで汚れた布おむつの処理はなるべく避けたい」センサーが習得されて、おむつなし育児が進みやすいです。我が家は子どもが生後6カ月頃には、うんちはほとんどおむつの外でするようになりました。6ヶ月からはうんちはおまる→1歳からは補助便座でしています。処理がとても楽ですし、本人もおむつの外でできた時は本当に誇らしげで満足そうな表情です。

布おむつの短所

  • 洗濯を頻繁にする必要がある
  • 泊まりの旅行には不向き

洗濯。布おむつの大変なことはこれに尽きます。月齢が小さくておむつの交換が頻繁な場合は特に大変に感じるかもしれません。そんな時はインナーとカバーが別々のタイプを選べば洗濯の量は減ると思います。
そして泊まりがけの旅行の時は、使ったおむつを持ち運ぶのが少々大変です。我が家は泊まりの旅行の時だけ紙おむつを使っています。

始める時期

いつからでも始められます。早いほどおむつ離れが楽ですが、産後すぐはお母さんが疲れていて洗濯やおむつ替えがストレスに感じるなら、1歳頃になって大人の言葉が理解できる頃からトイレトレーニングと並行して始めることもいいでしょう。
洗濯物が乾きやすい春・夏から始めるのもいいと思います。
というか、父親におむつの洗濯&交換を頼みましょう。完母の場合、最初の時期に「何かやりたいけど、お父さんは何もできない」という雰囲気を夫婦間に漂わせないためにも、父がしっかり育児に関わるタスクとして布おむつを活用することをオススメします。夫は目に見える「自分の役割」があったことで、父親として「自分も子どもの面倒をしっかり見ている」という感覚があって、他のことにも意識が向くようになったと感じます。

バンビーノミオ 昼用におすすめ

ミオソロはカバーと本体一体で使いやすいです

バンビーノミオは、股周りのギャザーがしっかりしていて漏れにくいです。スナップボタンでサイズ調整できるので、新生児からずっと使えますしデザインもかわいいので、おむつ替えする大人の気分が上がります♪
ミオライナーを一緒に使えば汚れたうんちをそのままトイレに流せるので処理も楽です。
ミオソロ・オールインワン(インナーとカバーが一体化したもの)は洗濯した後に乾きにくいのが難点で、この製品だけ使うなら枚数多めに必要です。
オールインワンを使っていたら生後半年頃から、日中でもおしっこの量が増えていつのまにか服が濡れていることがあるのでミオをつけた上にカバーもつけています。(夜に使う時も同じ様にしています)
装着が簡単で漏れなくて、しっかりホールド感があるのでとても気に入っています。
好きすぎて、以前バンビーノミオに特化した記事も書きました。

Gナッピー 暑い時期の昼用におすすめ

Gナッピーはカバーとライナーが別々になっています。おむつ替えが頻繁な新生児の時期に使いやすいです。バンビーノより着けた感じがコンパクトですが股のギャザーはしっかりあるので安心です。カバーがコットン製で頻繁に交換しないと服が濡れていることがありますが夏に特にオススメの製品です。

モンベル ゴアナッピーカバー 夏におすすめ

日本の製品ですが、アウトドアブランドのモンベルがゴアテックス素材のおむつカバーを販売しています。日本在住の友人から教えてもらって母に送ってもらい使い始めました。ギャザーがバンビーノほどではないので夜に使うと濡れてしまうことがありますが、日中はGナッピーと同じような使い心地です。
水は通さず、蒸気(ムレ)だけ通すゴアテックス素材なので、汗ばむ夏には特にいいです。このカバーを使う時はDmのベビーコーナーで売っているペラペラのオムツ用の布(日本風に言うならば、輪型になるのかな)を折ってインナーとして使っています。ちなみにこの布は、薄くて乾きも早いのでタオルやガーゼ代わりにも使えます。布おむつ使っていない人にもオススメです。

本来は、イラストのようにクリップで留めるタイプのおむつ用の布ですが、インナーとして使っています。

Popolini  夜用におすすめ

Popolini はおむつ全体が一枚のタオル生地でできています。それに同じ素材のライナーを付けて、さらに服に濡れてこないように一番上にカバーをつけて使います。
吸収力がとてもいいので特に夜に使うのに適しています。股のギャザーはバンビーノほど深くありません。
子どもが0歳代に愛用していました。

何枚揃えたらいい?

何枚必要かは、洗濯できる頻度によるでしょう。
おむつなし育児も並行していて、毎日おむつを洗濯できるなら15~20枚で十分だと思います。保育園に通っていて日中はおむつをつけっぱなしなら、30枚位はあったほうがいいかもしれません。
我が家は、バンビーノソロ10枚、Gナッピーのカバー1枚、インナー5枚です。1歳をすぎてから、家にいる時はトレーニングパンツ6枚を使い始めてからは、おむつの洗濯は、この枚数で2日に1回で大丈夫です。



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