どんな天気でも外で遊ぶことの多いドイツの子どもたち。
ここヨーロッパのドイツではどんな長靴が愛用されているか紹介します。

我が家では息子が2歳の時に初めて長靴を買いました。
小さい頃から革靴を履くほど靴選びにはこだわりのあるヨーロッパ、しかも雨でも雪でも構わず出掛けたがるドイツ人。
「その天気に合わせた服装をすればいいだけ、悪天候なんてものはない」と夫も言います。
そんなヨーロッパには長靴もしっかりしたものが多いです。
今回、息子に長靴を購入する際に検討したレインブーツブランドを紹介します。
あわせて、値段が高くても高品質なアウトドアブランドの長靴か、量販店の安価な長靴かどちらを購入するか私なりに感じた使い分けの目安も書きます。

廉価品(安い長靴)でいいパターン

・使用頻度が少ない
・KITAや幼稚園に置いておく長靴(これも使用頻度が少ない)
・まだ自分で長く歩かない
・そんなにアクティブな子どもではない

ドイツ在住の場合店舗だとTchiboやREWEやDeichmannAldiなどでは割と安い長靴が買えます。あまり履かないけど幼稚園に常備するなどで必要な場合、うちは廉価品で済ませます。我が家の子どもの通っていたKITAは外遊びでも雨以外は運動靴だったのでそうしました。園によっては長靴を頻繁に履かせる所もあるかもしれないので、入園の際に保育士さんに確認してもいいと思います。
まだ自分でたくさん歩かない場合や雨の日の外出を嫌がるインドア派の子どもの場合、2~3回履いてサイズアウトになることもあるので廉価品でいいと思います。

高品質の長靴を買った方がいいパターン

・使う頻度が高い
・田舎に住んでる(自然の中で過ごす機会が多い)
・親がアウトドア好き
・自分でよく歩く

コロナ禍のロックダウン中に8ヶ月ドイツの田舎に暮らしていて感じたのですが、田舎では子供の靴は長靴が基本です。しょっちゅう森に行きますし、というか庭が森みたいなおうちも多いですし、朝露で運動靴だとびしょ濡れになってしまうので、朝から長靴を履いていた方がいいです。その場合よく使うので大人顔負けの値段のいい物を用意しても元が取れると思います。親がアウトドア好きでよくキャンプなどする場合も同じ理由で高品質な長靴を揃えていいと思います。
自分でよく歩く子も、履きやすい長靴を用意してあげると雨でも機嫌よく外遊びしてくれるかもしれません。

BERGSTEIN(ベルグステイン) 軽くてやわらかい長靴

Bergstein(ベルグステイン)はオランダ発のレインブーツブランドです。天然ゴム製(ラバー)で、防水性も耐久性も良く、長く使えます。丈夫な作りで、将来下の子が生まれてもまだ履けることも魅力で今回はBergsteinのレインブーツを購入しました。
カラーバリエーションが豊富なのも良い点です。発色がいいのに、目にうるさくない色味で気に入りました。雨の日は車のドライバーや自転車の視認性が悪くなるので安全面も考慮したいですが、Bergsteinのレインブーツはかかとに大きな反射テープがついています。ヨーロッパは冬季に薄暗い時期が長いのでその点でも安心です。
実際に手にしてみると靴底はしっかり分厚いのに、ボディ部分はしなやかで子どもでも履き心地が良さそうです。他のブランドの長靴より軽いので特に小さい子どもには履きやすいと思います。軽くて柔らかいです。
何より、高品質でドイツで購入する分には他のブランドより良心的な価格なので、今後もリピートするつもりです。
ただ、上の子に購入した長靴を下の子に履かせようと2年ぶりに物置から出してみたら、結構変色していました。サーモンピンクが黄ばんでる・・・。使う分には問題ないですが、可愛さ半減でちょっと残念でした。

AIGLE(エーグル)

日本でもおなじみのフランスのアウトドアブランドAIGLE(エーグル)。天然ゴム製でカラーもおしゃれ、かかとに反射材も付いているし、最初はエーグルのレインブーツにしようと考えていました。しかしドイツアマゾンの商品コメント欄で原材料に有毒性が懸念されているものを使用しているというコメントを読んで、購入を止めました。捉え方は人それぞれですがご参考までに。

その後、一度購入しましたがBergsteinの方がゴムが柔らかくて小さい子には履きやすそうでした。TchiboやDeichmannやAldiなどで売っているお手頃価格の長靴よりは軽いですが、Bergsteinよりはずっしりしています。

HUNTER(ハンター)

こちらも日本で人気のあるイギリスのブランドです。ラバーでかつスタイリッシュな点は魅力です。大人とお揃いにしても本当におしゃれだなと思います。しかしかかとに反射材がなく、幼児のレインブーツとして心配だったので購入を見合わせました。小学生くらいになって、身体も大きくなってドライバーからの視認性が上がって反射材のことを考えなくていいなら購入したいです。

VIKING(ヴァイキング)

このブランドのレインブーツもラバー製で丈夫な作りです。靴底がしっかり凹凸しているので雪道でも履きやすそうです。さすがノルウェー製。しかし、かかとの反射材が小さいのが気になって今回は購入しませんでした。雪がそんなに降らない地域にお住まいで、レインブーツとスノーブーツを兼用しようと考えているのならVIKINGのレインブーツはいいかもしれません。

Kamik(ケーミック)

ケーミックはカナダのブランドですがリサイクルプラスチックを積極的に使っていて、ヨーロッパでも人気があります。これもかかとに反射材がない点が気になって幼児用には購入しませんでしたが、大人向けのアイテムも豊富なのでむしろ自分用のレインブーツに気になるブランドです。

長靴をネットで買うか、お店で試し履きするか

靴は基本的に試し履きする派ですが、長靴に関しては我が家はネットでも購入します。
使用頻度が少ないことが主な理由です。その際にまず私は現在の子どものサイズより2つ大きいものを買います。例えば今19を履いていたら、21を買います。もし大きすぎたらもう一つ小さいもの(20)を追加で買って、最初に買ったものは後で履きます。そうするとサイズが合わなかった場合の返品が必要無くて楽です。
Maddieさんの秋冬にインナー付きの長靴を買って、1年間使うアイディアはとても賢い!この場合は試し履きをしてサイズを確認した方がいいかもしれません。

色々なレインブーツがありますが、雨の日でも元気にお出かけできるお気に入りが見つかりますように!



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