前向き抱っことは
エルゴOMNI360やベビービョルンONE KAI AIRなどの抱っこ紐は、「対面抱っこ」「おんぶ」に加えて「前向き抱っこ」が出来る仕様になっています。前向き抱っこされて、ゆらゆら楽しそうな赤ちゃん。景色を楽しめていいですよね。しかし私たちが暮らすドイツでは、前向き抱っこに慎重であるべきとの意見を耳にします。今回はメリット・デメリットに加え、海外で前向き抱っこに対して慎重な意見がある理由をご紹介します。
前向き抱っこ いつから?
厳密にいつと決まりは無いですが、少なくとも首座り前は控えた方が無難だと思います。抱っこ紐によって推奨される時期は微妙に違う場合があるので、お使いの抱っこ紐の説明書を確認して下さい。
前向き抱っこ メリット
前向き抱っこのメリットは何と言っても、赤ちゃんが景色を楽しめることです。緑の多い公園や動物園などにお出かけする時や、お父さんお母さんが感動する景色を赤ちゃんにも見せてあげたい・・・そんな時には前向き抱っこをしたい時があります。そして前向き抱っこだと周りの人も赤ちゃんの顔を見られてお互い嬉しいです。
前向き抱っこ デメリット
前向き抱っこをすると、抱っこ紐によっては抱っこ姿勢で重要視されている背中のCカーブ、足のM字を描きづらい事があります。そして悪い姿勢を続けていると股関節への影響が心配されます。そして、抱っこしてお出掛けする場所によっては赤ちゃんへの刺激、特に視覚からの刺激が強すぎる場合があります。混雑するターミナル駅や交通量の多い道など、大人でも疲れる場所は、小さな赤ちゃんはもっと疲れます。
前向き抱っこ 海外での評判
ドイツの知り合いは赤ちゃんを前向き抱っこをしていたら、街でたまたますれ違った方から「子どもに悪いから止めた方がいい」と真顔で注意された事があったそうです。実際私たちの暮らしているフランクフルトでも前向き抱っこの赤ちゃんはあまり見かけません。
海外サイトでは、前述のデメリットに加えて、前向き抱っこだと首や頭をサポート出来ないことや、股関節の機能への懸念、赤ちゃんとアイコンタクトを取れないことによって、赤ちゃんの要求を察知出来ないことなどが心配な点として挙げられています。
前向き抱っこ 注意すること
前向き抱っこをする場合は、首座り・腰座り後に混雑する刺激の多い場所を避けて、短時間の利用に留める事が無難かと思われます。
赤ちゃんが周囲に関心を持ち始めて、前向き抱っこを喜ぶ時期もあるでしょうし、おでかけする場所や時間に合わせて、デメリットがある事も忘れずに抱っこしましょう。
前向き抱っこ オススメの抱っこ紐
心配点もある前向き抱っこですが、 エルゴOMNI360は抱っこ姿勢のデメリットを(背中のCカーブと足のM字を描きにくい)軽減するように設計されています。もし前向き抱っこをする予定ならば、オススメの抱っこ紐です。
0 Comments