生後4ヶ月になると指が動かせるようになってきました。この時期から長く使えるおもちゃのリスト、おむつなし育児が少し不調になってきたこと、赤ちゃんとの海外引っ越しなど生後4か月の男の子と両親の生活のようすです。

出来るようになったこと

自分の手に興味津々で、握ったり開いたりなめたり見つめたり・・・毎日飽きずに手を研究しています。両親の指にもカプッとかぶりつきます。
理学療法士さんのアドバイスに沿って赤ちゃんの身体の発達のために色々工夫していましたが、この時期は腹筋がしっかりしてきました。寝転んだ状態から大人に両手を持ってもらい自分の腹筋の力で起き上がる動きが大好きで何度も繰り返していました。
ガラガラをしっかり掴めるようになって、自分で握って振り回して遊び始めました。

健康のようす 

初めての予防接種を受けた翌日に少し熱っぽくなり一日機嫌が悪かったです。分かっていたものの両親は少し慌てました。
この時期から足首に湿疹が出て、足の指で掻きこわしてひび割れて出血するようになりました。クリームを塗って、靴下や足先までカバーするズボンを履いていたら落ち着いてきましたが、完治はせず、後にアトピー性の湿疹と診断されました。

食事のようす

両親の食事の様子をよく観察しています。食事中の親の膝に座って、お皿に手を伸ばしたりテーブルを叩いてみたり、赤ちゃんなりに食事に参加している様子です。まだ腰がしっかりせずハイチェアに自分だけで座れないので、大人が抱っこしたり膝に乗せたりする方がいいでしょう。

排泄・睡眠のようす

生後2ヶ月目からおむつなし育児に挑戦していますが、この時期少し不調になりました。以前は排泄したいタイミング(ソワソワした様子や表情で訴える感じ)を母が察知しておむつを外していましたが、この時期はそのタイミングがつかめず気が付いたらおむつが濡れていることが多くありました。おむつなしでいると機嫌がいいので、家では汚れてもいい古いバスタオルの上におむつを外した状態で寝かせておくことが多かったです。これは室内が暖かいことが前提です。その意味ではヨーロッパのセントラルヒーティングの暖房スタイルはおむつなし育児に適しています。
うんちの後には洗面台でお尻をさっと流していましたが、それが嫌になったらしく足をつっぱり口を真一文字にして「イヤ!」の意思表示をしたので、濡れタオルでお尻を拭くことにしました。乾燥した気候のためかヨーロッパでは沐浴は週2回程度でいいと言われることが多いです。それならお尻だけは毎回洗いたいと思っていましたが、本人が嫌なら・・・と無理強いはしないようにしました。

人との関わり・引っ越し

初対面の人に自分から「あ~ぅ!」とニコニコして声を掛けます。この時期はクリスマスで親戚や友人と20人程度集まって食事する事が何度かありましたが、毎回ご機嫌でした。むしろ両親と3人の生活だと何だか退屈しているような様子さえ感じます。長男は今のところ社交的な性格のようです。
産後に何度かストックホルムで親子ヨガ教室に通っていました。以前は他の子に興味を持ちませんでしたが、この時期は周りの子ども達をじーっと見つめたり、月齢の大きな子に撫でてもらって喜んだりと周囲とのコミュニケーションを楽しみ始めました。
生後4ヶ月目にスウェーデンからドイツに引っ越しました。近い国ですが気候も少し違いますし生活の場所が変わったっことで引っ越し直後は赤ちゃんも戸惑います。引っ越してすぐは以下のようなことがありました。

  • 夜間に頻繁に起きるようになった
  • 排泄の合図をしなくなった
  • 以前より不機嫌に泣くことが増えた
  • 今まで嫌がらなかったことを急に嫌がるようになった

しばらくすると落ち着いてくるので、まずは大人も新居に慣れて精神的に余裕を持つことに集中してみると、家族のくらしが整っていきました。荷ほどきも一度に全てしようとせずに、最初は赤ちゃんとゆっくりする時間を多くする方が大人も子どももストレスが減ります。

ある1日のようす 授乳・おむつ替え間隔

1:00  授乳
3:00  授乳
     眠る
6:00  授乳・おむつ交換
7:30  授乳・おむつ交換
9:00  父と遊ぶ
10:00   授乳・おむつ交換  少しウトウト
    眠る
12:00 授乳・うんち(おむつの外)
13:00 散歩 抱っこされたまま眠る
    引き続き眠る
16:00 授乳・おむつ交換
    父と遊ぶ・おしっこ(おむつの外)
18:00 授乳・ おしっこ(おむつの外)・眠る
19:00 授乳・ おしっこ(おむつの外)
20:30 授乳・おむつ交換
21:00 ご機嫌でお話ししてくれる・おしっこ(おむつの外)
    ウトウト
23:00 授乳・おむつ交換

困ったこと EU域内でも国ごとに違う予防接種

生後4カ月の終わりにドイツに引っ越すことが決まっていたので、予防接種をどの時期に受けるか、ドイツ式かスウェーデン式かどうするか・・・という事に少し戸惑っていました。ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・小児肺炎球菌の予防接種がスウェーデンは3回ですが、ドイツは4回接種です。ドイツの小児科医に質問したところワクチンの濃度に違いはないそうです。ドイツのお隣オーストリアもスウェーデン式の3回接種・・・。どんな基準で回数が決定されているのか謎です。
スウェーデンとドイツの小児科医で相談して、結局我が家は、スウェーデン式の3回接種で完了することにしました。
EU域内で引っ越す場合でも、国ごとで接種回数が違うことがあるので、引っ越し前に確認して、予防接種の受け忘れや、受けすぎがないように注意した方がいいと思います。日本からEUに引っ越す場合も事前にお医者さんと検討しておいた方が無難でしょう。
WHO子どもへの予防接種のスケジュール表
EU各国の予防接種スケジュール表 (国名を選択すると国ごとの予防接種が一覧で見られます)

この時期に役立つアイテム

握る動きが出来るようになったら、ガラガラやボールなどのおもちゃを渡してみるのがオススメです。デザイン性がいいものは、使わない時はインテリアとして置いてもすてきですし、無造作に置いてあってもゴチャッとして見えません。BRIOのガラガラはスウェーデンらしい木のあたたかみと素朴なデザインですし、赤ちゃんが握って遊ぶ様子も愛くるしかったです。鈴の音も耳障りでなく心地よく感じました。

母親の状態・両親の生活

この時期は乳児連れで国をまたいだ引っ越しをして、両親も結構ハードな時期でした。飛行機も引っ越しも大人だけの時より、準備や出発時間に余裕をもってゆーっくりすぎるくらいのスケジュールを立てておくと、ちょうどいいと思います。大人が焦ったりストレスを感じていると赤ちゃんも影響されるので、引っ越しなどの予定がある人は頼れるところは周囲に頼ったり、プロの荷づくりサービスを検討したり、赤ちゃんと親の負担を減らすように工夫しましょう。
母親は授乳のせいか体重が妊娠前より5キロ程減っていて、エネルギーがあまりなく疲れやすかったです。まだ一日外出したりすることは出来なかったです。


0 Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *