旅行する時は家族みんなで出掛けられたら安心ですが、実家への帰省や急用で、はたまた予算の関係で、赤ちゃんとお母さんだけで飛行機に乗ることがあると思います。
そんな時は、いつものお出かけより準備を少し丁寧にして母子ともに快適な旅行にしたいですよね。実際にヨーロッパ日本間をワンオペでフライトした母親がスムーズに旅行するヒントをお伝えします。
航空会社の選び方 ANA良かったです!
私たちは普段ヨーロッパ系の航空会社を利用していますが(エリア的にそれしか選択肢が無い)、日本へのフライトであれば日系の航空会社を選ぶ事をオススメします。国際線では初めて利用しましたが、往路で利用したANAはとても良かったです。
事前申し込みをすれば、チェックインしたカウンターからサポートの方がついてセキュリティ後の荷物を仕舞う時や抱っこ紐を留めてくれたり、お手伝いして下さいました。着陸後の日本でも到着ゲートから空港を出て最寄駅へのシャトルバスに乗るまで荷物の運搬や出口案内まで細やかにサポートして頂けて、長旅を終えたばかりでフラフラの母親には本当に助かりました。復路はドイツ系の航空会社だったので上記のサービスはなしで母子だけで全てしましたが、サポートあるなしで母親の疲れ方が全然違います。母親が元気だと子どもも元気です。
機内でも、ANAはフライトアテンダントさんの気配りが素晴らしく、母子ともに本当にお世話になりました。バシネットのブランケットも赤ちゃん用に柔らかいタオル素材のものでしたし、アレルギー対応の機内食も無添加のベビーフードで安心でした。
直行・乗り換え 日中・夜間便の選び方
選べる路線で、予算も取れるならば直行便で夜間のフライトがオススメです。
・シーズンオフの直行便の良さ
育児休暇中や専業で育児中のお母さんの場合、フライトする時期をフレキシブルに決められることもあると思います。それならシーズンオフを選べば、値段もお得で乗客も少ない便に乗れることもあるでしょう。私たちは11月~12月上旬のクリスマスシーズン前に利用しましたが、往復直行便だったのに普段の乗り換えがある便より安く購入できました。
・夜間フライトの良さ
昼間のフライトだと赤ちゃんがまだ元気で、特にハイハイ以降の子の場合、機内でもしばらくパワーが余って探検しまくり、それに付き合うお母さんが疲れ果てるパターンがあります。ゲームやテレビを見せる手もありますが、それに頼りたくないのなら夕方~夜間に離陸するフライトをオススメします。そうすれば、離陸とともに眠くなりますし、チェックインも日中なので自宅を出発する時も朝からバタバタせずにスタートできます。
チケット予約直後にすること バシネット予約
バシネットに納まるサイズの赤ちゃんであれば、バシネットを申し込むと楽です。(航空会社によって利用できる体重制限に差があります。)
フライトごとに数に限りがあるので、チケット予約したら忘れる前に電話で申し込みましょう。
バシネットがあれば、そこで寝てくれている間はお母さんは休めますし、もし寝るのを嫌がったら、起きている時に座らせて遊ぶ場所にもなりますし、赤ちゃんを座席で抱っこしている間の荷物置き場にもなります。
アレルギー対応の食事もバシネットと同時に申し込めます。
出発前日までにすること 機内持ち込みと預け荷物の分け方
機内持ち込みは両手が空くリュックを選ぶと楽です。空港では赤ちゃんのお世話だけで疲れるのでアイテムは厳選して荷物を軽くして行くといいと思います。
機内持ち込みの荷物
・オムツ(普段より多めに)
・おやつ(普段食べているものを数種類)
・普段のスプーン(機内は大人用のスプーンです)
・着替え(子どもは上下、母は上)
・おもちゃ&絵本(無くなってもいいもの。お母さんはお世話に必死でいつの間にか無くなっているものが時々あります。特に小さなおもちゃ・・・・。)
・ミニタオル(数枚)
・薄手のおくるみかショール(授乳ケープ・寒さ対策・赤ちゃんブランケットになるし、2枚持って行けたらおむつ替えの時に敷く布にもできる)
・母親のおやつ(授乳している場合、お腹が空きます。機内のスナックはおつまみ系が多く授乳婦にはパワー不足。空港で軽食を買って持ち込むのも手です。)
フライト当日 早めに行って遊ばせる
時間の余裕は気持ちの余裕を生みます。早めにチェックインして搭乗ゲートを確認したら、プレイスペースでゆっくり過ごしましょう。1時間くらい遊べたら子供も疲れますし、その間お母さんはゆっくりできます。
ラウンジを利用する方もいらっしゃるかもしれませんが、食事はできても子どもが遊ぶスペースは無いですし、ラウンジはビジネス利用のお客さんも多くベビーフレンドリーな雰囲気はあまり期待できないので居心地が悪い時があります。
機内
機内ではおもちゃ&おやつやタオル、ブランケットなどの荷物を身近に置いて、後はすっきり棚に仕舞って離陸を待ちましょう。抱っこ紐を取ったり、荷物を分けたり、子連れは何かと時間がかかるのでゲートには早めに行って、優先搭乗で入らせてもらえるように心がけると他の方にもスムーズだと思います。
自分たちが機内に入るタイミングで既に座席に赤ちゃんが座っていたら、周囲の席の方々も声をかけて下さったり、「あそこに赤ちゃんがいる」という心づもりができるのでフライト中にお互いに気持ちがいいです。赤ちゃんが物を投げてしまったり、普段と違う雰囲気を感じ取りぐずったりするので、お母さんも周囲の方に離陸前に積極的に声を掛けておいたり、自分だけで解決しようとしないでフライトアテンダントさんにお願いしたり・・・周囲と調和をはかる気持ちを全面に出して、頼れるとこはお願いしてみんなのフライトを快適にしましょう。
0 Comments